マウイ島を周遊するなら、旅行前にeSIM(スマホに内蔵されたデジタルSIM)を用意しておくと、現地で地図アプリ、LINE、配車アプリ、レストラン検索、ホテルや航空券の確認がしやすくなります。ただし「ハワイで使えるか」だけで選ぶと、移動範囲や使い方に合わないことがあります。
結論:初めてのハワイ旅行で日本語サポートを重視するならトリファ・World eSIM、容量を気にせず使いたいならHolafly・World eSIM、料金と固定容量で選ぶならNomad・Ubigi・Airaloが候補です。現地の電話番号が必要なら、電話番号付きプランを掲載するWorld eSIMから確認すると分かりやすいです。
根拠:各社がハワイ向け・米国向けに公開している対応ネットワーク、データ容量、電話番号・SMS、テザリングの条件をもとに整理しています。
注意:どのeSIMでもマウイ島全域でつながる保証はありません。ハレアカラ・クレーター内などは携帯電話サービスがないため、eSIMに加えてオフライン地図の準備も必要です。
※本記事の料金・対応エリア・ネットワークなどの情報は2026年6月時点で確認できた公式情報をもとにしています。申し込み前に各公式サイトで最新の条件を確認してください。
マウイ島周遊でハワイ対応eSIMを選ぶべき理由
マウイ島周遊では、現地に着いてすぐネットを使える状態にしておくことが大切です。空港からホテルへ向かう途中で地図を開いたり、レンタカー会社・ホテル・ツアー会社からの連絡を確認したり、レストランの営業時間を調べたりする場面が多いからです。
eSIMなら、対応端末であれば物理SIMの差し替えなしで海外データ通信を使えます。iPhoneの場合、Appleは旅行用eSIMを使う条件として、iPhone XS・iPhone XS Max・iPhone XR以降、eSIM対応キャリアまたはグローバルeSIMプロバイダー、Wi-Fiまたはホットスポット接続が必要だとしています。SIMロック(特定の携帯会社の回線しか使えない制限)がかかった端末では海外の別回線を使えないことがあるため、出発前に「SIMロックなし」かどうかも見ておきましょう。
ハワイ対応と米国対応の違い
マウイ島で使うeSIMには、大きく分けて「ハワイ対応」「米国対応」「北米周遊対応」があります。
ハワイ対応eSIMは、オアフ島・マウイ島・ハワイ島・カウアイ島など、ハワイ旅行向けに案内されているプランです。旅行先がハワイだけなら、まずこのタイプから見るとよいでしょう。
米国対応eSIMは、United StatesやUSA向けのプランで、アメリカ本土に加えてハワイも対象に含まれることがあります。たとえばUbigiのUSAプランはハワイをカバーし、アラスカは対象外としています。ネットワークはT-Mobileで、USA 10GB/30日プランは日本語ページに2,300円と掲載されています。
北米周遊対応eSIMは、アメリカ・カナダ・メキシコなど複数国を回る旅行向けです。NomadはUSAプランのほか、North AmericaやGlobalなどの地域プランも用意しています。ハワイの後にアメリカ本土やカナダへ行くなら、ハワイ専用ではなく、米国対応または北米周遊対応のプランを選ぶと無駄がありません。
オアフ島とマウイ島を移動する旅程の対応範囲
日本からハワイへ行く場合、ホノルルのあるオアフ島に到着してから、マウイ島へ移動する旅程もあります。このときは、島ごとに別々のeSIMを買うのではなく、ハワイ対応または米国対応のeSIMでまとめて使えるかを先に確かめるのが基本です。
ただし、サービスによって対応範囲の表記は異なります。「Hawaii」「United States」「USA」「North America」のうち、どの地域を対象にしたプランなのかを購入前に見ておきましょう。World eSIMは、購入した国のeSIMは購入国外では使えないとしているため、ハワイ以外の国や地域も回る場合は、周遊対応プランの有無を確かめる必要があります。
山間部・海沿いドライブで通信が弱くなる場面
マウイ島では、空港周辺・ホテルエリア・主要な街では通信できても、山間部や自然エリアでは電波が弱くなることがあります。特に気をつけたいのが、ハレアカラ方面や長距離ドライブです。
通信会社のカバレッジマップも「つながることの保証」ではありません。AT&Tはカバレッジマップを屋外カバーの概算であり実際のカバーは異なる場合があると説明し、T-Mobileもマップは屋外カバーの予測で、端末・ネットワーク条件・障害物・天候などで速度や接続状況が変わるとしています。行く予定の場所は、各社のカバレッジマップでも見ておくと安心です。
マウイ島周遊向けeSIMを比較する基準
マウイ島向けeSIMは、料金だけで選ぶと後悔しやすいです。安く見えても容量が少なかったり、電話番号がなかったり、テザリングに制限があったりするためです。比較するときは、次の項目を見ておきましょう。
| 比較項目 | 確認する内容 | 特に重要な人 |
|---|---|---|
| 対応エリア | ハワイ対応・米国対応・北米周遊対応 | オアフ島や米国本土も回る人 |
| 利用ネットワーク | AT&T・T-Mobile・Verizonなど | レンタカーで広く移動する人 |
| 容量 | 1GB・3GB・10GB・20GB・無制限など | SNSや動画を使う人 |
| 有効期間 | 3日・7日・15日・30日など | 滞在日数に合わせたい人 |
| 電話番号・SMS | データ専用か、電話番号付きか | レストラン予約やSMS認証が必要な人 |
| テザリング | 可否、共有上限 | 家族旅行やPC利用がある人 |
| 日本語サポート | アプリ・LINE・電話・24時間対応など | 初めてeSIMを使う人 |
| 返金条件 | 未使用時・接続不良時・端末非対応時の扱い | 設定に不安がある人 |
対応ネットワークとカバーエリア
マウイ島周遊では、eSIM販売会社がどの現地ネットワークに接続するかを見ておきましょう。ハワイ向けeSIMでは、AT&T・T-Mobile・Verizonなどがよく使われます。たとえば、トリファのハワイページではAT&T/T-Mobile、World eSIMのハワイ向け無制限プランではT-Mobile/Verizon/AT&T、NomadのUSAページではAT&T/Verizon/T-Mobileが案内されています。
ただし、ネットワーク名が載っていても、マウイ島内のすべての場所で安定して通信できるわけではありません。ホテル・空港・ビーチ・ハレアカラ・ハナ方面など、実際に行く場所をカバレッジマップでも照らし合わせておくと安心です。
滞在日数とデータ容量
容量は、滞在日数と使い方で選びます。地図・LINE・Web検索が中心なら1日500MB〜1GBで足りることもありますが、SNS投稿・動画視聴・写真の自動バックアップ・テザリングを使うと消費量は増えます。特にマウイ島周遊では、レンタカー移動中のGoogleマップ利用や観光地検索が多いため、容量に余裕を持たせるのがおすすめです。目安は以下のとおりです。
| 旅行スタイル | 容量の目安 | 向いているプラン |
|---|---|---|
| 地図・LINE中心 | 3GB〜5GB | 固定容量プラン |
| 5泊7日の標準旅行 | 5GB〜10GB | 固定容量または中容量プラン |
| SNS投稿が多い旅行 | 10GB〜20GB | 大容量プラン |
| 動画・テザリングあり | 20GB以上または無制限 | 大容量・無制限プラン |
| 家族で共有 | 人数分の容量を上乗せ | テザリング可の大容量プラン |
楽天モバイルの海外利用ページでは、Googleマップのルート検索は1回あたり約1MB、LINEの音声通話は1分あたり約0.3MB、YouTube標準画質は1時間あたり約450MB、Netflix HD画質は1時間あたり約1,300MBという目安が示されています。動画視聴や高画質の写真・動画アップロードをする人は、少容量プランでは足りなくなりやすいと考えておきましょう。
日本語サポートとアプリの使いやすさ
初めてeSIMを使うなら、日本語サポートの有無も大切です。eSIMは現地で一度設定につまずくと、空港Wi-FiやホテルWi-Fiがない場所では解決しにくくなります。
トリファは日本語のハワイページを用意し、アプリ上で目的地やプランを選び、出発前にインストールして現地で回線を切り替える流れを案内しています。World eSIMも日本語ページで、注文後に設定情報が約5分で送信され、アプリまたはメールのQRコードから設定できると説明しています。一方、海外系サービスは価格や容量に強みがある反面、問い合わせや設定説明が英語中心になることがあります。英語に不安がある人や、現地での設定トラブルを避けたい人は、日本語サポートを基準に選ぶと安心です。
テザリング・電話番号・SMSの有無
旅行用eSIMの多くは、データ通信専用です。データ専用でもLINE・Instagram・WhatsApp・iMessage・FaceTimeなどは使えますが、現地の電話番号を使った通話やSMS認証はできないことがあります。トリファは電話番号・SMSなし、Holaflyもハワイ向けeSIMで通話・SMSの送受信はできないとしています。Ubigiもデータ専用サービスで、LINEやWhatsAppなどのアプリ通話・メッセージ利用を案内しています。
電話番号が必要なら、電話番号付きプランを選びましょう。World eSIMのハワイ向け電話番号付きプランでは、データ無制限に加えて、着信、国内通話15分、国際通話5分、SMS送信20通などの条件が掲載されています。テザリング(スマホの通信をPCや別端末に分ける機能)にもサービスごとの違いがあり、Holaflyはハワイ向けプランでデータ共有を1日1GBまでとしています。家族で1つのeSIMを共有したい場合や、PC・タブレットをつなぎたい場合は、テザリングの可否と上限を見落とさないようにしてください。
マウイ島周遊で検討したいeSIM候補
ここでは、マウイ島周遊で候補にしやすいeSIMを目的別に整理します。料金は変わる可能性があるため、購入前に公式ページで最新条件を確認してください。
日本語サポート重視の候補(トリファ・World eSIM)
初めてeSIMを使う人、日本語で設定したい人、現地でのトラブルが不安な人には、トリファやWorld eSIMが向いています。
トリファは、ハワイ向けページでAT&T/T-Mobile、4G/LTE/5G、テザリング可、電話番号・SMSなしを掲載しています。日本でも現地でもインストールでき、空港Wi-Fiに不安がある場合は国内でのインストールも案内されています。未使用プランは利用開始期限3か月との記載もあります。
World eSIMは、ハワイ向けに無制限プラン、期間容量プラン、電話番号付きプランを掲載しています。無制限プランは1日980円から、期間容量プランは250円から、電話番号付きプランは3,930円からと案内され、ネットワークはプランによってT-Mobile・Verizon・AT&Tなどが使われます。日本語サポートや設定の分かりやすさを重視するなら、まずこの2つを並べて比べると選びやすいです。
無制限データ重視の候補(Holafly・World eSIM)
SNS投稿・動画視聴・地図アプリ・調べ物を多く使うなら、無制限系のeSIMも候補になります。Holaflyは、ハワイ向けに無制限データのeSIMを掲載し、24時間サポート、QRコードまたはアプリでの設定、到着後にeSIMをオンにして使い始める流れを案内しています。ハワイ向けページではデータ共有を1日1GBまでとしています。
ただし、無制限といっても何の制限もないわけではありません。Holaflyは、現地ネットワークの状況やフェアユースポリシーにより一時的に速度が遅くなる場合があるとしています。Nomadの無制限系プランも、1日の高速通信量を超えると512kbpsに低速化し、24時間ごとにリセットされる方式です。無制限プランは容量を気にせず使える反面、テザリング上限や速度制限の条件を見たうえで選びましょう。
価格と固定容量重視の候補(Airalo・Nomad・Ubigi)
料金を抑えたい人や、必要な容量がある程度わかっている人には、固定容量プランが向いています。
Nomadは、USA向けに1GB/7日、3GB/30日、5GB/30日、10GB/30日、20GB/30日などの固定容量プランを掲載しています。USAページではネットワークとしてAT&T・Verizon・T-Mobileが案内され、購入後60日以内の有効化や、現地接続時に利用開始する流れも説明されています。
Ubigiは、USA 10GB/30日プランを日本語ページで2,300円と掲載しています。USAプランはハワイをカバーし、アラスカは対象外です。ネットワークはT-Mobileで、データ共有やトップアップ、再利用できるeSIMの仕組みも説明されています。
Airaloは、200以上の国・地域でローカル・リージョナル・グローバルのeSIMを提供するサービスです。United States向けプランの料金・容量・ネットワークは表示環境やアプリ上の情報で変わる可能性があるため、購入前に公式アプリまたは公式ページで、ハワイを含むUSAプランかどうかを確かめてください。
北米まで回る旅行向けの候補(北米周遊・グローバルプラン)
マウイ島だけでなく、ハワイの後にロサンゼルス・ラスベガス・ニューヨーク・カナダ・メキシコなどへ移動する場合は、ハワイ専用プランではなく、米国対応や北米周遊対応のeSIMが向いています。
NomadはUSAプランのほか、North America、EU-US-CA、Globalなどの地域プランを掲載しています。Airaloもローカル・リージョナル・グローバルのeSIMを扱っているため、複数国を回る旅程では地域対応プランを見ておくとよいでしょう。ただし、周遊プランは対応国が広い分、ハワイ専用・米国専用プランより料金や容量の条件が変わることがあります。旅行先がハワイだけならハワイ対応またはUSA対応、ハワイ以外も回るなら北米周遊・グローバル対応、という形で選び分けましょう。
滞在スタイル別に見るマウイ島eSIMの容量目安
マウイ島旅行で必要な容量は、滞在日数と使い方で大きく変わります。マウイ島ではレンタカー移動・観光地検索・地図アプリの利用が多くなりやすいため、少し余裕を持って選ぶのがおすすめです。
地図・検索・LINE中心の短期旅行
3泊5日程度で、地図・LINE・Web検索・ホテルや航空券の確認が中心なら、3GB〜5GBが目安です。ホテルWi-Fiを併用し、写真や動画のアップロードをWi-Fi環境で行えば、少容量でも足りる場合があります。一方、Googleマップを頻繁に使ったり、移動中に観光スポットやレストランを探したりするなら、5GB以上を選んでおくと安心です。
SNS投稿・写真共有が多い観光旅行
Instagram・TikTok・YouTube・Googleフォト・iCloud写真などをよく使う人は、10GB前後から検討しましょう。写真の自動バックアップや動画のアップロードをモバイル通信で行うと、容量を一気に消費します。5泊7日のハワイ旅行でSNS投稿が多い場合は、10GB〜20GB程度を比較対象に入れておくと安心です。動画投稿やライブ配信をするなら、無制限系プランも候補になります。
テザリングや動画視聴を使う大容量旅行
PC作業・タブレット接続・家族とのデータ共有・動画視聴をするなら、20GB以上または無制限系プランが向いています。ただし、テザリングには制限がある場合があります。Holaflyはハワイ向けプランで1日1GBまでのデータ共有としているため、家族全員で共有する用途には向かないことがあります。テザリング目的で選ぶなら、上限の有無まで見ておきましょう。
マウイ島でeSIMを使い始める前の設定手順
eSIMは、購入して終わりではありません。出発前に、端末対応・SIMロック・QRコード・設定タイミングを確かめておく必要があります。
出発前の対応端末とSIMロック確認
まず、自分のスマホがeSIMに対応しているか確かめましょう。iPhoneの場合、AppleはiPhone XS・iPhone XS Max・iPhone XR以降を旅行用eSIMの対象とし、新しく設定するにはWi-Fiまたはホットスポット接続も必要だとしています。
次に、SIMロックの有無です。Appleは、iPhoneがキャリアにロックされている場合、海外で別キャリアのeSIMを使えないことがあるとしています。「設定」から「一般」「情報」を開き、「SIMロックなし」と表示されているか見ておきましょう。Androidの場合も、Pixel・Galaxy・XperiaなどでeSIM対応状況が異なるため、端末の公式サポートページや購入元の情報で確かめてから購入してください。
日本でインストールして現地で回線を切り替える流れ
多くのeSIMは、日本にいる間にインストールしておき、現地到着後に回線を切り替える使い方ができます。空港Wi-Fiが不安定な場合や、着いてすぐネットを使いたい場合は、出発前にインストールまで済ませておくと安心です。
トリファは、空港Wi-Fiに不安がある場合は国内でのインストールを案内しています。Holaflyも、旅行前にQRコードまたはアプリで設定し、到着後にeSIMをオンにして使い始める流れを説明しています。ただし、サービスやプランによっては、インストール時点ではなく、現地ネットワークに接続した時点で利用開始になるものがあります。World eSIMのハワイ向け無制限プランでは、対応ネットワークに接続した時点でアクティベーションが始まるとしています。
データローミング・APN・主回線設定の確認
現地でeSIMがつながらない原因は、「データローミングがオフ」「モバイルデータ通信の回線が日本の主回線のまま」「APN(スマホを通信会社の回線につなぐ設定)が必要」「機内モードのまま」などが多いです。到着後は、次の流れで確認しましょう。
到着後、まず機内モードを解除します。
通信に使う回線を、日本の主回線から旅行用eSIMに切り替えます。
旅行用eSIM側のデータローミングを有効にします。
意図しない高額請求を避けるため、日本回線側のローミングは切っておきます。
プランにAPN設定の案内がある場合は、指定どおりに入力します。
設定後しばらく待ってもつながらないときは、端末を再起動します。
Nomadは、eSIMのインストールにインターネット接続が必要で、到着後にデータローミングをオンにし、Nomad eSIMをモバイルデータ用に選ぶ流れを案内しています。
マウイ島周遊でeSIMを使うときの注意点
マウイ島でeSIMを使うときは、通信エリア・電話番号・SMS・テザリング・無制限プランの制限を押さえておきましょう。
ハレアカラ方面や山間部での圏外対策
マウイ島周遊で最も気をつけたいのが、ハレアカラ方面や山間部の通信です。ハレアカラ・クレーター内は携帯電話サービスがなく、トレイルヘッドでもつながる場所はごくわずかだと米国国立公園局が明記しています。ハレアカラやハナ方面へ行くなら、次の準備をしておきましょう。
- Googleマップのオフライン地図を保存する
- ホテル・レンタカー会社・ツアー会社の連絡先をスクリーンショットで保存する
- 目的地の住所を英語表記で保存する
- 同行者と集合場所・帰着時刻を決めておく
- モバイルバッテリーを持参する
- ハイキングや日の出観賞では、事前に旅程を共有しておく
eSIMを2社契約しても、明確な圏外エリアでは解決しないことがあります。通信手段だけでなく、オフラインで行動できる準備をしておきましょう。
QRコード再発行・端末変更の制限
eSIMは一度インストールすると、別の端末へ自由に移せないことがあります。スマホの機種変更・初期化・QRコード紛失・誤削除があると、再発行や再インストールが必要になる場合があります。Holaflyは、eSIMを別端末へ転送できる場合がある一方で、転送後に元の端末へ戻せない制限があるとしています。Ubigiは、一度インストールしておけば、再利用してトップアップできる仕組みを案内しています。旅行前にQRコードのメールを保存し、必要なら別端末や印刷でも確認できるようにしておくと安心です。
データ専用eSIMで電話番号やSMSが使えない場合
旅行用eSIMは、データ専用のものが多いです。データ専用でもLINEやWhatsAppなどのアプリ通話は使えますが、現地電話番号での発信・着信やSMS認証はできないことがあります。レストラン予約、ツアー会社との連絡、Uberや一部アプリの認証でSMSが必要になりそうな人は、電話番号付きプランを選びましょう。World eSIMのハワイ向け電話番号付きプランでは、データ無制限に加え、着信、国内通話15分、国際通話5分、SMS送信20通などの条件が掲載されています。トリファ・Holafly・Ubigiはデータ専用として案内されているため、電話番号やSMSが必要な人は注意してください。
無制限プランの速度制限とテザリング制限
無制限プランは便利ですが、「何でも使い放題」と考えるのは避けましょう。Holaflyは、無制限データでも現地ネットワークの状況やフェアユースポリシーにより一時的に速度が遅くなる場合があるとし、ハワイ向けプランではデータ共有を1日1GBまでとしています。Nomadの無制限系プランも、1日の高速通信量を超えると512kbpsに低速化し、24時間ごとにリセットされる方式です。動画視聴やテザリングを多く使う人は、無制限という表記だけでなく、速度制限や共有上限を見たうえで選びましょう。
eSIM以外の通信手段と迷ったときの判断基準
マウイ島旅行では、eSIM以外にもポケットWiFi・海外ローミング(日本の携帯会社の回線を海外で使う仕組み)・現地SIMという選択肢があります。どれがよいかは、人数・端末・利用量・電話番号の必要性で変わります。
ポケットWiFiが向いているケース
ポケットWiFiは、家族やグループで1台を共有したい場合に向いています。スマホだけでなく、タブレットやノートPCをまとめてつなぎたいときにも便利です。一方で、端末を持ち歩く必要があり、充電切れ・紛失・返却手続きの手間があります。別行動が多い旅行では、ポケットWiFiを持つ人から離れるとネットが使えなくなるため、各自がeSIMを入れたほうが安心です。家族旅行で常に一緒に動くならポケットWiFi、別行動が多いなら各自eSIM、という考え方で選ぶとよいでしょう。
海外ローミングが向いているケース
日本の携帯キャリアの海外ローミングは、設定が簡単で、日本の電話番号を維持しやすいのが利点です。
ドコモの「世界そのままギガ」は、契約中の国内料金プランのデータ量を海外で使う仕組みで、通常プランは24時間980円、国・地域限定割プランでは1時間200円、24時間980円、7日間5,280円などの料金が掲載されています。au海外放題は、予約割を使うとアメリカ・ハワイなど対象地域で800円/24時間から利用でき、テザリングも可能ですが、大量通信時には速度制限の可能性があり、音声通話やSMSは別料金です。SoftBankにはアメリカ・ハワイで使える「アメリカ放題」があり、対象エリアにハワイが含まれます。ただし、アメリカから第三国への発信など対象外の通信もあるため、利用条件を確かめてください。楽天モバイルは、海外ローミングで2GBまで追加料金なしで使え、2GB超過後は最大128kbps、追加したい場合は1GBあたり500円でチャージできるとし、対象地域にアメリカ(ハワイ)を含みます。
短期で軽く使うだけなら海外ローミング、容量を多く使うならeSIM、家族で共有するならポケットWiFiも候補にする、という選び方がおすすめです。
現地SIMよりeSIMが向いているケース
現地SIMは、長期滞在や現地電話番号が必要な場合に向いています。ただし、到着後に店舗を探したり、英語で契約・設定したり、物理SIMを差し替えたりする手間があります。短期のマウイ島旅行では、出発前に購入・設定できるeSIMのほうが手軽です。空港到着後すぐに地図や連絡アプリを使いたい人、SIMカードを抜き差ししたくない人、英語での契約に不安がある人は、eSIMから検討するとよいでしょう。
マウイ島eSIMに関するよくある質問
- マウイ島だけの旅行でもハワイeSIMは使えますか?
-
ハワイ対応または米国対応のeSIMで、対象エリアにハワイが含まれていれば、マウイ島旅行でも候補になります。トリファやWorld eSIMはハワイ向けページを用意し、UbigiのUSAプランもハワイをカバーするとしています。ただし、マウイ島内のすべての場所で安定して通信できるわけではありません。ハレアカラ・クレーター内には携帯電話サービスがないため、オフライン地図を準備しておきましょう。
- オアフ島とマウイ島を周遊する場合、同じeSIMで使えますか?
-
ハワイ対応または米国対応のeSIMであれば、島を移動するたびに別プランを買う必要は基本的にありません。ただし、購入前に対応エリアが「Hawaii」「United States」「USA」などどの範囲かを確かめてください。ハワイ以外の国や地域へ移動する場合は、北米周遊プランやグローバルプランも候補になります。NomadはUSAプランのほか、North AmericaやGlobalなどの地域プランも掲載しています。
- マウイ島旅行では何GBのeSIMを選べば足りますか?
-
地図・LINE・Web検索が中心なら、3泊5日で3GB〜5GB、5泊7日で5GB〜10GBが目安です。SNS投稿が多い人は10GB〜20GB、動画視聴やテザリングを使う人は20GB以上または無制限プランを検討しましょう。YouTube標準画質は1時間あたり約450MB、Netflix HD画質は1時間あたり約1,300MBという目安もあるため、動画をよく見る人は少容量プランでは足りなくなりやすいです。
- eSIMは日本で設定してからハワイへ行っても大丈夫ですか?
-
多くのeSIMは、日本でインストールしてからハワイへ行く使い方ができます。着いてすぐ使いたい人や、空港Wi-Fiに不安がある人は、日本で設定しておくと安心です。ただし、利用開始のタイミングはサービスによって異なります。World eSIMの一部プランは、対応ネットワークに接続した時点でアクティベーションが始まるとしています。購入前に、インストール時点で始まるのか、現地接続時点で始まるのかを確かめてください。
- ハワイのeSIMで電話番号やSMSは使えますか?
-
多くの旅行用eSIMはデータ専用です。トリファ・Holafly・Ubigiは電話番号・SMSなし、またはデータ専用として案内されています。電話番号やSMSが必要なら、電話番号付きプランを選びましょう。World eSIMのハワイ向け電話番号付きプランでは、データ無制限、着信、国内通話15分、国際通話5分、SMS送信20通などの条件が掲載されています。
- レンタカーでマウイ島を周遊するとき、圏外になる場所はありますか?
-
あります。特にハレアカラ方面は注意が必要です。米国国立公園局は、ハレアカラ・クレーター内に携帯電話サービスはなく、トレイルヘッドでもつながる場所はごくわずかだとしています。レンタカーで周遊するなら、Googleマップのオフライン地図、ホテルやレンタカー会社の連絡先、目的地住所、予約情報をスクリーンショットで保存しておきましょう。
- 家族旅行ではeSIMとポケットWiFiのどちらが向いていますか?
-
別行動が多い家族旅行なら、各自がeSIMを入れたほうが安心です。ポケットWiFiは1台から離れるとネットが使えなくなるため、別行動には向きません。一方、家族が常に一緒に動き、複数端末をまとめてつなぎたいならポケットWiFiも候補になります。eSIMでテザリングする場合は共有上限に注意してください。たとえばHolaflyのハワイ向けプランでは、データ共有を1日1GBまでとしています。
出典・参考
- トリファ|ハワイ旅行のeSIM
- Safety – Haleakalā National Park(U.S. National Park Service)
- 海外旅行中にiPhoneでeSIMを使う – Apple サポート(日本)
- アメリカ合衆国 eSIM 10GB データ – Ubigi
- USA eSIM | Prepaid Travel eSIM | Nomad
- ハワイで使えるeSIM | World eSIM
- AT&T Maps – Wireless Coverage Map
- 楽天モバイル|海外でも2GB無料・国際サービス
- eSIM Hawaii | Holafly
- What happens when you run out of data? – Holafly FAQs
- Buy eSIMs for international travel – Airalo
- Buy eSIM for International Travel | Holafly
- 世界そのままギガ | NTTドコモ
- au海外放題 | au世界サービス
- アメリカ放題 | ソフトバンク