ハワイ旅行のeSIMを調べていくと、AiraloとHolaflyの名前にほぼ必ず行き当たります。どちらも海外の会社で、スマホに内蔵されたデジタルSIMへ現地用の回線を入れて使う点は同じです。ただ、ハワイで使うときの中身はかなり違います。料金の決まり方、データ容量の考え方、テザリングの上限、電話番号の有無。ここを見ないまま買うと、現地で「思っていたのと違う」となりがちです。この記事では2社の差を整理し、旅行日数と使い方から選び方を出します。
※本記事の料金・容量・対応国などの情報は2026年5月時点のものです。Airaloはドル表示、Holaflyは日本円表示に切り替えられるため、比べるときは通貨をそろえてください。料金は為替やキャンペーンでも動くので、申し込み前に各社公式サイトで最新の金額を確認してください。
2社の設計思想を一行にすると、こうなります。
- Airaloは「容量」を買う方式。1GBから20GBまでの中から選ぶ。地図やLINEが中心で、宿のWi-Fiも併用する人向け
- Holaflyは「日数」を買う方式。選んだ期間中はデータ無制限。動画やSNS投稿が多く、残量を見るのが面倒な人向け
- どちらも電話番号は付かない。通話とSMSは日本のSIMやアプリ通話で補う前提になる
【結論】ハワイのeSIMはAiraloとHolaflyのどちらが合うか
同じ「ハワイのeSIM」でも、2社は商品の作り方から違います。Holaflyはハワイ専用eSIMを用意している一方、Airaloにハワイ限定の商品はなく、公式のハワイ旅行ガイドではUnited States eSIM(米国向け)が案内されています。料金表を並べる前に、この前提を知っておくと比較がぶれません。
ハワイでAiraloのUnited States eSIMが向いている人
Airaloの米国向けeSIMは、1GB/7日、2GB/15日、3GB/30日、5GB/30日、10GB/30日、20GB/30日というように、容量と有効期間がセットになっています。データ専用で、容量を使い切ったときや期間が切れたときは、アプリからトップアップするか、別のパッケージを買い足せば続けて使えます。
この作りが効いてくるのは、使う量がある程度読める旅行です。
- 地図、LINE、検索、軽いSNSが中心で、1日の使用量が想像できる人
- ホテルやカフェのWi-Fiを併用し、外出中だけ通信できればいい人
- 料金を抑えたい人。United States eSIMはAiralo公式トップで$4.00〜と表示されています
- 長期滞在で、必要になったぶんだけ容量を足していきたい人
1GBで足りるかどうかは、旅行日数よりも「動画を見るかどうか」でほぼ決まります。地図と検索とLINEだけなら1週間でも余りますが、リールを流し見する時間が長い人だと、同じ7日間でもあっという間に底を突きます。
ハワイでHolaflyの無制限eSIMが向いている人
HolaflyのハワイeSIMは、利用日数を選ぶ形です。料金表には3日、5日、7日、10日、15日、30日といったプランが並び、選んだ期間中はデータ無制限。公式FAQでは1〜90日の範囲から選べると案内されています。データ専用なので電話番号は付かず、通話やSMSの発着信はできませんが、LINEのトークやアプリ通話は普段どおり使えます。
無制限が効いてくるのは、使う量が事前に読めない旅行です。
- 動画視聴、ライブ配信、SNS投稿、ビデオ通話が入る予定の人
- 家族や友人と動き回る予定で、Wi-Fiにこまめに繋ぎ直す余裕がない人
- 残量を気にしながら使うのがストレスな人
- 旅行日数が確定していて、その期間ぴったりのプランを選びたい人
ただし、無制限といっても上限が一切ないわけではありません。通信事業者が月間90GBの超過を見込んだ場合、一時的に速度が調整される可能性があると公式ページに書かれています。「完全無制限」ではない、という点は購入前に知っておきたいところです。
ハワイのeSIM選びで料金より先に決めたい判断軸
2社で迷ったときは、料金表を見比べるより「自分がどう使うか」を先に決めたほうが早く終わります。判断軸ごとに、どちらへ寄せやすいかを整理しました。
| 判断軸 | Airaloに寄せやすい | Holaflyに寄せやすい |
|---|---|---|
| 料金 | 少ない容量で安く済ませたい | 金額より容量切れの不安をなくしたい |
| データ量 | 1〜5GBで足りそう | 動画・SNS投稿・ビデオ通話が多い |
| 日数 | 7〜30日の有効期間から容量で選びたい | 3日・5日・7日と旅行日数で選びたい |
| テザリング | 端末と回線が対応していれば利用可(使った分は容量から減る) | 1日1GBまで |
| 通話・SMS | データ専用(通話/SMS付きは対象プランを要確認) | データ専用(電話番号は付かない) |
| 開通のしかた | アプリまたはWebで購入し、Direct・QR・手動から選ぶ | 購入後にQRコードと設定ガイドがメールで届く |
初めてeSIMを使うなら、金額差より「設定でつまずかないか」を優先してください。QRコードの保存、出発前のインストール、日本のSIMのデータローミング設定。ここで詰まると、数百円の節約はあっさり吹き飛びます。サポートは2社とも24時間体制を掲げているので、その点で差はつきません。
ここでやっておくこと:旅行日数と、1日にどれくらい動画を見るかを仮置きしてみてください。この2つだけで、容量制のAiraloで足りるのか、無制限のHolaflyに寄せるのかが半分決まります。
AiraloとHolaflyのハワイeSIM料金・データ容量比較
料金比較でつまずきやすいのは、2社が違うものを売っている点です。Holaflyは「日数」に、Airaloは「容量」に値段が付いています。同じ7日間の旅行でも値段の付き方が違うので、金額だけを横に並べても答えは出ません。
ハワイeSIMの料金比較|Holaflyの日数課金とAiraloの容量課金
まずHolafly公式のハワイeSIM日本語ページに載っている代表的な料金です。表示通貨を「日本円」に切り替えた場合の価格を基準にしています。
| 日数 | データ | 料金(参考) | 1日あたり |
|---|---|---|---|
| 3日 | 無制限 | 1,990円 | 約663円 |
| 5日 | 無制限 | 3,390円 | 約678円 |
| 7日 | 無制限 | 4,790円 | 約684円 |
| 10日 | 無制限 | 5,990円 | 約599円 |
| 15日 | 無制限 | 8,290円 | 約553円 |
| 30日 | 無制限 | 12,090円 | 約403円 |
1日あたりに直すと、3日から7日までは660〜690円ほどで横ばいです。下がり始めるのは10日から。10日で約600円、15日で約550円、30日なら約400円まで落ちます。「長く行くほど1日あたりは安くなる」のは事実ですが、1週間以内の旅行では日数を延ばしても割安にはならない、と読み替えたほうが正確です。
一方のAiraloは、United States eSIMが容量と有効期間のセットで、公式トップには$4.00〜と表示されています。個別プランの金額は変動が大きいため、ここでは容量帯と有効期間、それぞれがどんな使い方に合うかを並べます。金額はAiralo公式の商品ページで確認してください。
| データ | 有効期間 | 主な用途イメージ |
|---|---|---|
| 1GB | 7日 | 地図・LINE・検索中心の短期旅行 |
| 2GB | 15日 | 軽い利用で、数日の延長にも備えたい場合 |
| 3GB | 30日 | 長期滞在で、通信は軽めに使う場合 |
| 5GB | 30日 | SNS投稿や動画視聴を控えめに挟む場合 |
| 10GB | 30日 | 動画やZoomを定期的に使う場合 |
| 20GB | 30日 | 動画視聴やテザリングが多い場合 |
7日間のハワイ旅行で並べると、Holaflyは7日プラン(参考4,790円)でデータ無制限、Airaloは1GB/7日から選べて表示は$4.00〜。金額だけならAiraloが有利に見えますが、足りなくなるたびに追加していけば差は縮みます。安いほうを選ぶのではなく、自分の使い方で過不足のないほうを選ぶほうが、結果的に安く収まります。
ハワイ滞在中の有効期間と、足りなくなったときの追加購入
Airaloの米国eSIMは、有効期間が対応ネットワークに接続したタイミングから始まると公式で説明されています。日本にいるうちにインストールしても期間は減らない、という意味なので、出発前の準備を早めに済ませても損はしません。データや期間が尽きたら、アプリからトップアップするか別パッケージを買い足す流れです。
HolaflyのハワイeSIMは、公式FAQで1〜90日から選べると案内されており、料金表の代表値は3日から30日です。プランの更新や延長はHolafly Centerから行えます。利用開始の目安は、インストール後に現地でデータローミングをオンにしたタイミングです。
短期で完結する旅なら、この差はほとんど気になりません。効いてくるのは、帰国日が動く可能性のある旅程です。延泊が視野に入るなら、追加や延長の手順を自分がイメージできるほうを選んでおくと、現地でつまずきません。
ハワイでのテザリング比較|Airaloは容量消費、Holaflyは1日1GBまで
テザリングは、スマホの通信をパソコンや別の端末に分ける機能です。家族と1回線を共有したいときや、ノートPCで仕事をするときに効いてきます。
Airaloは、端末とネットワークが対応していればテザリング(パーソナルホットスポット)を使えると案内されています。ただし容量制なので、共有した分だけ購入した容量が減ります。家族のスマホを繋げば、その人数ぶん減りが速くなると考えてください。
HolaflyのハワイeSIMはデータ無制限ですが、テザリング(データ共有)は1日あたり1GBまでと明記されています。7日プランなら合計で最大7GBが共有の上限です。本体は無制限でも共有分は無制限ではない、という部分は見落とされがちです。
1日1GBがどれくらいかというと、Airaloが示す目安ではNetflixの標準画質1時間で約0.7〜1GB。子どものタブレットで映画を1本流せば、それだけで1日分に届く計算です。家族全員が常時テザリングする使い方なら、Airaloの10GB/20GBプランも比較対象に入れておくと選択肢が広がります。
ハワイeSIMの設定方法とサポート体制の違い
Airaloはアプリまたは公式サイトで購入し、Direct・QRコード・手動の3方式でインストールできます。インストールには安定したWi-Fi接続が必要で、現地に着いたらeSIM回線をオンにし、データローミングをオンにして、対応ネットワークを選ぶ流れです。サポートは24時間体制と案内されています。
Holaflyは購入後すぐ、QRコードと設定ガイドがメールで届きます。インストール方法は、アプリ、メール、QRコード、自動インストールの4通り。いずれの場合も、出発前に済ませておくよう案内されています。QRコードを紛失しても、サポートに連絡すれば再送してもらえると説明されています。サポート体制は同じく24時間です。
両社とも窓口の手厚さは似ているので、差が出るのは「自分が情報をどこに置いておくか」です。Airaloはアプリ、Holaflyはメールが起点になります。どちらを選んでも、QRコードのスクリーンショットを1枚スマホに残しておけば、現地で詰まる確率はぐっと下がります。
ハワイ旅行の日数別に見るAiraloとHolaflyの選び分け
旅行日数は、最初のフィルターになります。3日と10日では必要な容量が変わりますし、Holaflyのように日数で値段が決まるサービスでは、料金そのものが変わるからです。
ハワイ3〜5日の短期旅行に合うeSIMプラン
短期旅行は使う量が読みやすい反面、「着いた瞬間から使えないと困る」度合いが高くなります。空港でレンタカーを借りる、ワイキキ周辺を歩き回る。そのあいだ地図と配車アプリとLINEが動いてくれれば十分、という人が多いはずです。
Airaloは1GB/7日から選べるので、3〜5日なら無理なく収まります。地図・検索・LINEが中心の使い方であれば、少容量プランで足りるケースは珍しくありません。
Holaflyの3日1,990円、5日3,390円という参考価格は、無制限と引き換えの金額です。軽い使い方しかしない人には少し余りますが、3日でも動画を撮って投稿する、ビデオ通話で景色を見せる、Zoomに出る予定があるなら評価は逆転します。短いからAiralo、と決め打ちしないほうが失敗しません。
ハワイ6〜7日の定番日程でAiraloとHolaflyが分かれる基準
ハワイの定番は1週間前後。この帯は2社とも候補に入るぶん、いちばん迷います。
判断材料になるのが、Airalo公式ブログのデータ消費の目安です。TikTok2時間で約1.6GB、Zoom(HD画質)45分で約1.1GB、Netflix標準画質1時間で約0.7〜1GB、ビデオ通話30分で約90〜240MB、Google Mapsなどの地図20分で約3〜10MB。地図とLINEだけなら1週間でも数百MBに収まる一方、動画とZoomは一度で1GBを飛び越えます。
この差がそのまま、6〜7日の判断を分けます。
- 地図と検索、LINEが中心 → Airaloの1〜3GBで足りる可能性が高い
- SNS投稿、動画視聴、Zoomが混ざる → Airaloの5〜10GBか、Holaflyの7日プラン
- 残量を気にせず動画やライブ配信を回したい → Holafly
迷ったら、1日の行動を30分単位で思い浮かべてみてください。「朝の移動で地図を20分、昼にストーリーを2本、夜にホテルで動画を1時間」まで具体化できれば、必要容量の見当はだいたいつきます。
ハワイ10日以上の長期滞在で必要になるeSIM容量
長期になるほど効いてくるのが、Wi-Fiをどれだけ併用できるかです。コンドミニアム滞在で部屋のWi-Fiが使える人と、レンタカーで島を回り続ける人では、必要な通信量が倍以上変わることもあります。
Airaloは2GB/15日、3GB/30日、5GB/30日、10GB/30日、20GB/30日と、長期向けの容量が揃っています。Wi-Fi併用が多いなら3GBか5GBあたりが落とし所になりやすく、動画やSNS投稿が多いなら10GBや20GBも視野に入ります。
Holaflyは10日5,990円、15日8,290円、30日12,090円。1日あたりの単価が下がり始めるのがちょうど10日からなので、長期滞在ほど無制限を選びやすくなります。ただし月間90GBを超えるような使い方が予測されると、一時的に速度が調整される可能性はあります。
先に決めておくと早いこと:「宿にWi-Fiがあるか」と「1日に外で何時間ネットを使うか」。この2つが決まると、容量制のAiraloで足りるのか、無制限のHolaflyに寄せるのかがはっきりします。
データ使用量から考えるハワイeSIMの選び方
日数が決まっても、使い方次第で必要な容量は何倍も変わります。同じ7日間でも、地図中心の人と動画を上げ続ける人では、必要なGB数が二桁違うこともあります。
地図とLINE中心のハワイ旅行ならAiraloの少容量プラン
移動中はGoogle MapsとLINE、宿ではWi-Fi。この使い方なら、消費はかなり小さく収まります。Airalo公式ブログの目安では、地図の利用は20分で3〜10MB程度。1日1時間使っても数十MBで、7日間の合計でも数百MBに届くかどうかという水準です。
このタイプなら、Airaloの少容量プランで足りる可能性が高いといえます。
とはいえ、Holaflyを選んでも無駄にはなりません。HolaflyのハワイeSIMはデータ専用ですが、公式FAQではLINEの設定を変えずに使えると案内されており、トークもアプリ通話も普段どおりです。「残量を確認するのが面倒」という理由で無制限を選ぶのは、十分に合理的な判断です。
動画投稿やビデオ通話が多いハワイ滞在はHolaflyの無制限
ストーリーやリールに動画を上げる、家族にビデオ通話で海を見せる、出張ついでにZoomへ出る。このあたりが入ると消費は一気に増えます。Airaloの目安では、TikTok2時間で約1.6GB、Zoom(HD画質)45分で約1.1GB、Facebookに写真50枚で約125〜250MB。1日にこれを2つ3つ重ねれば、5GBは数日で消えます。
Airaloで対応するなら5GBや10GBからの検討になりますが、Zoomと動画視聴が重なる旅では足りなくなることもあります。残量を気にせず動かしたい人や、ホテルのWi-Fiが遅くて困った経験がある人には、Holaflyの無制限が向いています。
その無制限にも、公平利用ポリシーという条件が付きます。月間90GBの超過が予測されると、一時的に速度が落ちる可能性があるというものです。Airaloの目安(標準画質の動画1時間で約0.7〜1GB)で換算すると、90GBは動画およそ90〜120時間ぶん。1週間の旅行で到達するのは、かなり特殊な使い方に限られます。
ハワイのホテルWi-Fi併用でAiraloの容量を節約する考え方
ハワイのホテルやカフェにはWi-Fiがある場所も多く、うまく使えばeSIMの容量は抑えられます。写真のバックアップや動画の視聴を宿にまとめるだけでも、外で必要になるGB数は変わってきます。
Airaloは容量制なので、この工夫がそのまま金額に効きます。足りなくなればアプリからトップアップするか、別パッケージを買い足せば続けられます。
Holaflyは無制限なので、Wi-Fiの品質に左右されたくない人向けです。滞在が延びてもHolafly Centerからプランを更新できます。目安はシンプルで、Wi-Fiが届かない時間が1日のうち短い人ほどAiralo、長い人ほどHolaflyに寄せると、選んだあとの違和感が少なくなります。
ハワイeSIMで見落としやすい電話番号とSIM設定の落とし穴
eSIMでつまずきやすいのは、データ通信そのものより、その外側にある電話番号・SMS・回線設定です。ハワイでもレストランの予約電話、レンタカー会社からの連絡、配車アプリのSMS認証と、意外に出番があります。
ハワイで現地電話番号やSMS認証が必要になる場面
HolaflyのハワイeSIMはデータ専用で、電話番号は付きません。通話やSMSの発着信はできず、代わりにLINEなどのアプリ通話とメッセージを使う形になります。Airaloの米国向けeSIMも、公式ブログではデータ専用と説明されています。
困るのは、電話番号がないと進まない場面に当たったときです。
- 人気レストランの予約電話
- 現地ツアー会社からの当日連絡
- レンタカー会社や宿泊先からの確認SMS
- 配車アプリや一部サービスのSMS認証
SMS認証は、海外発行のeSIMでは受け取れないこともあります。使う予定のサービスが日本の電話番号で受信できる仕様かどうか、出発前に確かめておくと現地で慌てずに済みます。音声通話やSMSがどうしても必要な場合、Airaloには通話/SMS付きを含むシリーズも紹介されていますが、対象プランや条件は渡航時点で変わる可能性があるため、申し込み前にAiralo公式の商品ページで確認してください。
家族でハワイに行くならテザリングと人数分eSIMのどちらを選ぶか
家族旅行では、1枚のeSIMを共有するか、人数分そろえるかで悩みます。ここで効いてくるのが、前述したテザリングの条件です。
Holaflyの1日1GBという上限は、大人が地図やSNSを見る程度なら届きにくい水準です。一方、PCで動画会議をする、子どものタブレットで動画を流すといった使い方が入ると、その日のうちに到達します。Airaloは上限こそありませんが、共有した分だけ購入容量が減るので、人数が増えるほど追加購入の頻度が上がります。
目安としては、常に一緒に行動して親のスマホだけで地図を見るような旅なら、テザリング1枚でも回ります。逆に、日中は別行動する、子どもが自分の端末で動画を見る、PCで仕事をするといった条件が入るなら、人数分のeSIMを別々に持ったほうが結果的に楽です。共有に頼るほど、親のスマホのバッテリーも早く減る点も見落とせません。
日本のSIMを残すデュアルSIM運用でハワイのローミング料金を防ぐ
日本のSIMを通話・SMS用に残し、eSIMをデータ通信用に使う「デュアルSIM運用」は、ハワイ旅行でもよく使われる方法です。Airalo公式ブログでも、日本の回線を通話/SMS用、Airalo eSIMをデータ用にする構成が想定されています。
気をつけたいのは、日本のSIMのデータローミングをオフにし忘れるケースです。Holafly公式FAQでも、通常SIMの国際ローミングがオンのままだと、通話・SMS・データの追加料金が発生する可能性があると注意喚起されています。eSIMを数千円で用意したのに、帰国後の請求で数万円、という事故はここから起きます。
出発前に、この4点を済ませておいてください。
- 日本の主回線のデータローミングをオフにする
- モバイルデータ通信の利用先をeSIM側に設定する
- 通話とSMSを日本のSIMで残すかどうかを決めておく
- SMS認証が必要なら、日本のSIMで受信できる状態にしておく
ハワイ専用eSIMとアメリカ本土向けeSIMの選び間違いに注意
買う直前に、もうひとつ間違えやすい分岐があります。「アメリカ向け」と「ハワイ向け」の扱いが、2社で違うことです。
Holaflyはハワイ旅行ならアメリカeSIMでなくハワイeSIMを選ぶ
Holafly公式のアメリカeSIM FAQには、アメリカeSIMは米国本土向けで、ハワイでは通信が不安定になる可能性があり、ハワイ旅行にはハワイeSIMの購入が推奨される旨が書かれています。Holaflyでハワイに行くなら、選ぶのは「ハワイeSIM」です。
料金を比べるときも同じで、Holafly側はハワイeSIMを軸に見るのが正解です。アメリカeSIMの料金と並べてしまうと、そもそも設計意図の違う商品を比べることになります。
AiraloはUnited States eSIMが基本|周遊ならNorth America・Global eSIMも
Airaloには、Holaflyのようなハワイ専用の商品がありません。公式のハワイ旅行ガイドで案内されているのはUnited States eSIMで、米国内で使う前提ならこれが基本になります。ハワイの前後で米国本土やカナダ、メキシコに立ち寄る場合は、対象地域の広いNorth America eSIMやGlobal eSIMも候補です。Airalo公式の説明では、North America eSIMは米国・カナダ・メキシコが対象とされています。
旅程で振り分けると、次のようになります。
- 日本→ハワイ往復のみ:United States eSIM
- 米国本土とハワイをまたぐ:United States eSIMをまず確認
- カナダやメキシコも経由:North America eSIMも検討
- 複数の大陸を周遊:Global eSIMも検討
マウイ島・ハワイ島など離島や乗継がある旅程で確認すること
ハワイといってもオアフ島だけとは限りません。マウイ島、ハワイ島、カウアイ島では、地域によって電波の入りが弱い場所もあります。HolaflyのハワイeSIMは現地の3G/4G/5Gネットワークに接続するとされていますが、一部エリアで速度が落ちる可能性があると説明されています。Airaloの米国eSIMも、対応ネットワークに接続したタイミングで有効期間が始まるタイプです。
離島中心の旅程や、山間部・郊外を走る予定があるなら、滞在する島とエリアの電波状況、レンタカー移動の頻度、宿泊先のWi-Fi品質、空港到着直後にどれだけ通信が要るかを、購入前にざっと想像しておくとギャップが減ります。
AiraloとHolaflyのハワイeSIMを申し込む前のチェック項目
プランが決まったら、最後は端末と設定の確認です。ここを飛ばすと、料金をどれだけ比べても現地でつながりません。
ハワイeSIM購入前に確認するeSIM対応端末とSIMロック解除
eSIMはスマホに内蔵されたデジタルSIMのことで、物理カードを差し替える必要がありません。ただし使えるのは対応端末だけです。Airalo公式ブログでは、キャリアロックが解除済みでeSIM対応の端末が必要だと説明されています。2018年以降のスマートフォンは対応しているものが多いものの、機種によって差があるため確認は省けません。
Holaflyも、購入前に「スマホがeSIM対応か」「SIMロックが解除されているか」「購入予定のeSIMに対応しているか」の3点を確認するよう案内しています。iPhoneなら「設定→一般→情報→キャリアロック」を開き、「SIM制限なし」と表示されていれば解除済みです。Androidの場合は、モバイルネットワークのキャリア選択画面で複数のキャリアが見えるかどうかで判断する方法が紹介されています。なお、HolaflyはスマートウォッチやノートPCには対応していません。
出発前のeSIMインストールとハワイ到着後の有効化手順
2社とも、現地に着いてから慌てるより、出発前に下準備を済ませるほうが確実です。全体の流れはこうなります。
- eSIMを購入する
- QRコードや設定情報をスマホに保存する
- 安定したWi-Fi環境でプロファイルをインストールする
- インストールしたeSIM回線は、ハワイに着くまでオフのままにしておく
- 到着後にeSIM回線をオンにし、データローミングをオンへ切り替える
- 日本のSIMのデータローミングはオフのままにする
「日本でインストールしたら有効期間が始まってしまうのでは」と心配になるところですが、Airaloの米国eSIMは米国内の対応ネットワークに接続したタイミングで有効期間が始まると説明されています。事前にプロファイルを入れておいて問題ありません。Holaflyも購入後すぐにQRコードと設定ガイドがメールで届き、出発前のインストールが推奨されています。QRコードを紛失した場合も、メールやチャットで連絡すれば再送してもらえます。
Airaloの容量切れとHolaflyの公平利用ポリシー(月90GB)
Airaloの米国eSIMは容量制なので、買った容量を使い切ればそこで止まります。「速度が遅くなる」のではなく「足りなくなったら追加する」仕組みだと考えてください。追加はアプリからのトップアップか、別パッケージの購入です。
HolaflyのハワイeSIMはデータ無制限ですが、公平利用ポリシー(FUP)があります。通信事業者が月間90GBの超過を予測した場合、公式ページでは一時的に256〜1024KB程度へ速度が調整される可能性があると案内されており、通常は24時間以内に解除されると説明されています。数字だけ見てもイメージしづらいところですが、「無制限でも常に同じ速度が出続けるわけではない」と理解しておけば十分です。長時間の動画ダウンロードや大容量アップロードが続く旅では、この可能性を頭の片隅に置いておくと、いざというとき慌てずに済みます。
ハワイでeSIMが使えなかったときの返金条件とサポート窓口
万が一つながらなかったときの返金条件も、買う前に見ておきたいところです。Holaflyの返金ポリシーでは、購入日から6か月以内なら返金リクエストが可能とされています。未使用かつ未アクティベートの場合や、端末がSIMロックされていた・互換性がなかった場合は、条件付きで全額返金の対象になり得るとされています。接続トラブルの場合も、旅行が終わる前にサポートへ連絡し、解決できなかったときは全額または一部の返金対象になる可能性があるとされ、返金処理は通常5〜10営業日です。
Airaloも24時間サポートを案内していますが、返金条件はプランや状況で変わる可能性があります。申し込み前に、Airalo公式ヘルプや利用規約でこのあたりを確認しておくと判断しやすくなります。
- 未使用のまま使わなかった場合、返金されるか
- インストール後でも返金されるか
- 接続不良のときの返金条件
- サポートへ連絡する期限
- 返金処理にかかる日数
出発1週間前までにやること:端末のeSIM対応とSIMロック解除の確認、QRコードの保存、日本のSIMのローミング設定。この3つを先に片づけておくと、ハワイ到着後の立ち上がりがスムーズになります。
まとめ|ハワイのeSIMはAiraloとHolaflyどちらを選ぶか
AiraloとHolaflyは、ハワイで使うときの設計思想が違います。Airaloは容量制で柔軟、Holaflyは日数制で無制限。この一行を覚えておけば、比較で迷子になりません。
- 少ない容量で済ませたい、宿や店のWi-Fiを併用する → Airalo
- 残量を気にせず動画やSNSを使いたい → Holafly
- 家族やPCへテザリングしたい → Airaloは容量から減る、Holaflyは1日1GBが上限
- 電話番号が必要 → どちらもデータ専用なので、日本のSIMやアプリ通話で補う
- 米国本土やカナダも経由する → AiraloのNorth America eSIMやGlobal eSIMも候補
料金は動くので、最後はAiraloとHolaflyの公式サイトで、自分の日程と必要容量に合う最新プランを見比べてください。出発前にeSIMを買ってQRコードを保存し、Wi-Fi環境でプロファイルを入れておけば、ハワイに着いたあとはデータローミングをオンにするだけで通信が始まります。
ハワイのeSIM(Airalo・Holafly)でよくある質問
AiraloとHolaflyはハワイでどっちが安いですか?
使う容量と日数しだいです。Airalo公式トップではUnited States eSIMが$4.00〜と表示されており、少容量プランを選べばHolaflyの3日1,990円(参考価格)より安く収まる可能性があります。一方、無制限を前提にHolaflyの日数プランを選ぶと、容量不足の不安は消えるかわりに金額は上がりやすくなるでしょう。Airaloはドル、Holaflyは円で表示されるため、比べるときは通貨をそろえたうえで、購入直前に公式サイトで最新価格を確認してください。
ハワイでデータ無制限のeSIMを使うならAiraloとHolaflyのどちらですか?
HolaflyのハワイeSIMが該当します。選んだ期間中はデータ無制限で使えるプランです。ただし公平利用ポリシーがあり、月間90GBの超過が予測されると一時的に速度が調整される可能性があるとされています。Airaloの米国eSIMは1GBから20GBの容量制が中心なので、無制限を重視するならHolafly寄りの判断になるでしょう。
ハワイでAiraloとHolaflyのテザリングはできますか?
どちらも条件付きで使えます。Airaloは端末とネットワークが対応していればテザリング可能ですが、共有した分は購入容量から減ります。HolaflyのハワイeSIMは1日あたり1GBまでデータ共有可能と明記されており、7日プランなら合計7GBが上限の目安です。PCで長時間作業する人や、家族で常時シェアしたい人は、この上限を前提に選んでください。
ハワイで電話番号やSMSが必要ならAiraloとHolaflyのどちらが向きますか?
HolaflyのハワイeSIMはデータ専用で、電話番号は付かず通話・SMSの発着信はできません。Airaloの米国eSIMも公式ブログ上はデータ専用とされています。音声通話やSMSが必要なら、データ専用eSIMだけでは足りない可能性があるため、日本のSIMでの国際通話やアプリ通話など、補う手段をあわせて検討してください。Airaloで通話/SMS付きプランを使う場合も、ハワイ渡航時点で購入できるかをAiralo公式の商品ページで確認しておくと確実です。
HolaflyのアメリカeSIMはハワイでも使えますか?
Holafly公式FAQでは、アメリカeSIMは米国本土向けで、ハワイでは通信が不安定になる可能性があるため、ハワイeSIMの購入が推奨されています。料金が似ていても、ハワイで使うならハワイ専用eSIMを選ぶのが基本です。
ハワイ用のeSIMは出発前に設定しても大丈夫ですか?
はい、出発前のインストールは推奨される使い方です。Airaloの米国eSIMは、米国内の対応ネットワークに接続したタイミングで有効期間が始まるタイプとして案内されているため、事前にプロファイルを入れても期間は減りません。Holaflyも、安定したインターネット接続下でインストールし、現地到着後にデータローミングをオンにする流れが案内されています。空港のWi-Fiに苦戦する前に、日本国内で準備を終えておくほうが確実です。
eSIM初心者でもAiraloとHolaflyはハワイで使えますか?
どちらも初心者向けの導入手段が用意されています。Airaloはアプリからの購入と、Direct・QR・手動のインストールに対応し、サポートは24時間体制。Holaflyもアプリ・メール・QRコード・自動インストールに対応し、同じく24時間サポートを提供しています。初めてなら、端末のeSIM対応とSIMロック解除を確認したうえで、出発前にQRコードと設定ガイドを保存しておけば、現地で迷う場面はかなり減らせます。
本記事の出典|Airalo・Holafly公式ページ一覧
料金、公平利用ポリシー、テザリング、返金条件、端末対応といった変動情報は、以下の公式ページをもとにしています。各情報は確認日時点のものです。
- Airalo公式:Hawaii Travel Guide(https://www.airalo.com/blog/hawaii-travel-guide-everything-you-need-to-know)/確認日:2026年5月25日
- Airalo公式ブログ:Best USA eSIM For Travel(https://www.airalo.com/blog/best-usa-esim-stay-connected-with-airalo)/確認日:2026年5月25日
- Airalo公式ブログ:Best North America eSIM For Travel(https://www.airalo.com/blog/north-america-esim-stay-connected-with-airalo)/確認日:2026年5月25日
- Airalo公式ブログ:Unlimited eSIM(https://www.airalo.com/blog/unlimited-esim)/確認日:2026年5月25日
- Airalo公式:United States eSIM商品ページ(https://www.airalo.com/)/確認日:2026年5月25日
- Holafly公式:ハワイeSIM(https://esim.holafly.com/ja/esim-hawaii/)/確認日:2026年5月25日
- Holafly公式:アメリカeSIM(ハワイ利用時の案内)(https://esim.holafly.com/ja/esim-usa/)/確認日:2026年5月25日
- Holafly公式:返金ポリシー(https://esim.holafly.com/ja/refund-policy/)/確認日:2026年5月25日
- Holafly公式:eSIM対応機種一覧(https://esim.holafly.com/ja/guides-esim/esim-compatible-phones/)/確認日:2026年5月25日
- Holafly公式:SIMロック解除の確認方法(https://esim.holafly.com/ja/faq/compatibility/simlock-smartphone-use-esim/)/確認日:2026年5月25日