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1度は行ってみたい日本三名泉「群馬県・草津温泉」の歴史とは?

日本人に古くから親しまれ、愛されてきた温泉。
リラックス効果を求めて足を運ぶ方も多いのではないでしょうか。
「日本三名泉」と呼ばれている草津温泉。
名湯として評価の高い「草津温泉の歴史」についてご紹介します。

引用元:Twitter【公式】草津温泉観光協会
目次

草津温泉とは?

群馬県吾妻郡草津町に所在する温泉地です。
白根火山の東側の標高1000~1200メートルに位置しています。
活火山の白根山のマグマが地下水を温め、様々な成分が溶け込み湧き出し湯川となって流れ共同浴場や旅館へ運ばれていきます。
自然に噴出する温泉の中では、湧出量は日本最大を誇ります。
温泉の湧出ケ所は主に7つと言われていますが、温泉街にある源泉の1つ「湯畑」は草津温泉の象徴となっています。
湯畑では豊富な量の温泉が湧き出ており、温泉の湯けむりが立ちこめ草津ならではの情緒と硫黄の香りを楽しめます。

草津温泉の歴史

日本屈指の温泉である草津温泉の歴史を遡ってみましょう。

草津温泉の開湯

草津温泉の開湯には諸説あるとされています。

  • 古墳時代

大和朝廷の頃に、古代伝説最大の英雄である日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が東征帰途の際に温泉を発見。

  • 奈良時代

仏教を布教していた高層・行基が祈祷した際に温泉が湧き出したとされ、書物「温泉気功記」に記載が残っています。

  • 鎌倉時代

1193年に源頼朝が浅間山に狩りの途中で立ち寄り、温泉を発見。

草津温泉の開湯の歴史は古く、古墳時代~鎌倉時代とされています。

このように歴史上の人物が発見したことが伝えられているのは、草津温泉の含有成分や液性などの泉質が多くの人を魅了していたことを表しているのかもしれません。

草津温泉の歴史上の人物

引用元:Twitter【公式】草津温泉観光協会

数知れないほどの著名人が草津温泉を訪れたとされています。

中心街の湯畑の石柵には、草津を訪れた偉人・著名人の名が刻まれた『草津に歩みし百人』の碑があり、歴史探索を楽しめます。

世間に認知され始めるきっかとなった戦国時代の武将たち

引用元:Twitter【公式】草津温泉観光協会

戦国時代になると、各地で戦いが盛んに行われるようになり、多くの武将が戦いの疲れや傷をいやすために草津温泉に訪れるようになりました。
豊臣秀吉は病中の徳川家康に草津の湯の効果を教え、湯治を奨めたとされています。
八代将軍徳川吉宗は、草津の湯を汲み上げ江戸城に運ばせて入浴するために作製した湯枠が湯畑の源泉に「将軍御汲上の湯枠」として2022年現在も残っています。
次第に草津温泉に対する世間への認知度は高まっていき、名湯として日本全国へ知れ渡るようになります。
江戸時代には年間の湯治客が年間1万人を超えていたとされています。
現在と比べると交通の便は悪く長時間の移動が必要だったのにかかわらず、草津温泉を訪れていたのは湯治の高い効果によることを裏打ちしていますね。

世界に草津温泉を広めたドイツ人医師・エルヴィン・フォン・ベルツ

明治時代に世界に草津温泉を「草津温泉を世界第一級の温泉保養地」として紹介した人物がドイツ人医師のエルヴィン・フォン・ベルツです。
明治時代に世界に日本の地域が紹介されることは、現在とは比較できないくらい稀有な出来事でした。
ベルツ博士は政府により日本に招かれ、長きに渡り日本医学に貢献をした人物で「日本近代医学の父」と称えられています。
草津温泉を何回も訪れていたベルツ博士は、泉質を研究し正しい入浴法を指導、さらに草津温泉の優れた泉質の医学的有効性だけではく、草津の環境を称賛し世界に紹介しました。
すでに草津は保養地として国内では認識されていましたが、世界に引けを取らない高原のリゾートとして認識されるきっかけとなりました。
ベルツ博士の功績を称え顕彰碑を建立し、ベルツ博士を紹介する記念館も設立しました。
さらに、博士の出生地ビーティッヒハイム・ビッシンゲン市と姉妹提携を結んでいます。
世界基準に押し上げてくれた草津の恩人として欠かせない人物です。

草津温泉の入浴方法の歴史

草津温泉の歴史を探り、天下の名湯として多くの人々を魅了してきたことをご紹介しました。
魅了する草津温泉の特徴と入用方法の歴史を見ていきましょう。

草津温泉の泉質

草津温泉の泉質は強酸性という特徴を持ちます。
強酸性泉は海外では珍しく、日本の代表的な性質とされています。
pHは2と低く、入浴時には肌がピリピリとした刺激を感じますが、入浴後は古い角質を柔らかくしピーリング効果で肌がつるっとします。
昔から皮膚病、糖尿病など症状を和らげる効果が挙げられています。

伝統的な入浴法「時間湯」

草津温泉の源泉の温度は50~90度と高温でさらに強酸性という泉質を持ちます。
そのため、草津温泉には独特の入浴法が存在します。
入浴法は、江戸時代末期には確立され度重なる改良を重ね、明治10年頃には現在の入浴方法になったと言われています。
この泉質の温泉をより効果的に体に負担なく入浴するために編み出された方法が、「時間湯」という方法です。
時間湯は入浴を管理する湯長の指導のもと実施されます。
まず、泉質を保つため水を加えず、湯もみでお湯の温度を下げつつ準備運動をします。
次に体と頭にかぶり湯をします。
急に高温のお湯に入るため、温度の急激な変化で血圧が変動することに備え準備します。
湯長の号令で一斉に入湯をし、同様に号令で一斉にでます。
これを4回繰り返し実施します。
この入浴方法が試せるのは、「地蔵の湯」と「千代の湯」の2箇所です。
草津温泉の効能を伝統の時間湯で感じ取ってください。

湯もみ

引用元:Twitter【公式】草津温泉観光協会

温泉の成分を薄めることなく、高温の源泉を入浴可能な温度に下げ、成分を均一にするために明治時代から行われていた方法が「湯もみ」です。
時間湯という入浴方法とともに、明治の初期の頃から本格的に始まったとされています。
湯もみ板と呼ばれる長い板でかき回す湯もみは、入浴前の準備運動も兼ねており、入浴の効果を向上させます。
草津温泉の伝統を感じる湯もみは熱乃湯で鑑賞することができます。
情緒あふれる湯もみを見学してみてはいかがでしょうか。

まとめ

天下の名湯として評価の高い「草津温泉の歴史」を探ってきました。
草津温泉の開湯の歴史は長く、多くの著名人・偉人が多く訪れ、次第に全国・世界に知れ渡るようになりました。
草津温泉の泉質を活かした独特の入浴方法「時間湯」・「湯もみ」をぜひ体験してみてください。

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