豊富な湯量と秀でた泉質で、訪れる人が絶えない草津温泉。
泉質や効能だけでなく、温泉にまつわる歴史や文化、景観の違いを感じる温泉巡りは、旅行の醍醐味のひとつです。
草津には入浴施設も多く、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
草津温泉に訪れたなら一度は立ち寄ってほしいオススメの日帰り温泉施設3つをご紹介します。
御座之湯
温泉街の中心地・湯畑からほど近い距離に位置する木造りの大型温泉施設。
江戸時代~明治時代の趣があふれる木造の建物は、草津の歴史と文化に触れながら落ち着く雰囲気が広がっています。
歴史
草津温泉の象徴・湯畑に江戸から明治時代にあった共同浴場を2013年に再現した「御座之湯」。
「御座之湯」は源頼朝に縁深いと言われています。
浅間山に狩りの途中で立ち寄った際に腰を下ろした石がこの地にあったことから、名付けられたという説があります。
お勧めポイント
お風呂
肌当たりのやわらかい「湯畑」と強酸性の刺激のある「万代」の2種類の源泉の湯を堪能することができます。
木のぬくもり感じる「木之湯」と御影石の浴槽の「石之湯」の2つの趣の異なった浴室があり、日替わりの男女交代制で楽しめるようになっています。
入浴後は肌に残る湯を洗い流さず、草津の湯の持つ効能を保持すると言われており、草津の温泉文化を味わえる入浴法をぜひ試してみてください。
施設・サービス
外出用浴衣のレンタルサービスがあり、風情のある温泉街で温泉情緒を感じながら湯巡りや観光を愉しめます。
2階には畳の大広間の休憩所が設けられており、和の雰囲気を感じながらゆったりと過ごすことができます。
施設情報
西の河原露天風呂
(引用元:Twitter 草津温泉スキー場)
四季折々の自然を眺めながら、開放感ある湯船で温泉に浸かりながら感じられる露天風呂が魅力。
夜間はライトアップされた幻想的な空間は昼間とは異なる雰囲気で名湯を満喫することができます。
歴史
1987年に完成し、当初は混浴でしたがその後、男女別のスタイルになりました。
2015年には創業以来のリニューアルを行っています。
お勧めポイント
お風呂
高温の湧き出し温度の万代源泉を引湯しています。
露天風呂の面積は500平方メートルもの広さで、おおよそテニスコート2面分にあたります。
湧き出し温度の高い源泉ですが、お風呂の面積が広大なので流れ込む湯口からの距離で自分に合わせた湯加減で愉しむことができます。
景色
(引用元:Twitter【公式】草津温泉観光協会)
小高い山々に囲まれた露天風呂からの眺めは、四季の移り変わりを感じ湯浴みを特別な時間にしてくれます。
高原の自然の心地よい風を感じながら新緑の景色、冬の雪景色も格別です。
季節感を感じながら温泉を堪能できるのは露天風呂ならではですね。
施設情報
大滝乃湯
湯畑から徒歩6分程度の場所に位置する日帰り専門の入浴施設。
広々とした休憩所や食事施設も完備されており、充実した温泉施設です。
歴史
築40年ほどで数回のリニューアルを行い、訪れる人の要望を叶えてきた大滝乃湯。
人気の合わせ湯や大浴場を活かし、くつろげるスペースを増やし心地よい空間でゆっくり過ごすことができます。
お勧めポイント
お風呂
「美人の湯」として知られている肌当たりのやわらかい煮川源泉の湯がかけ流しです。
煮川源泉の湯を引いている施設は少なく希少な源泉を贅沢に満喫できます。
開放感のある広々とした内湯、岩造りの露天風呂、人気の合わせ湯と多彩な入浴方法で至福の湯浴みを愉しめます。
内湯にある滝湯は、落下する温泉に体をうたせることで、マッサージ効果が期待でき日々の疲れから解放されます。
プライベートな空間で温泉を独り占めしたい方には、貸切温泉「しゃくなげ」がお勧めです。
合わせ湯
合わせ湯とは、草津に古くから伝わる入浴法で、低温から高温の湯に順に入ることで草津特有の熱い湯に体が慣れさせ効果を引き出します。
加水されておらず、温泉の豊かな成分そのままの源泉の湯を古き良き草津の温泉文化を体感できます。
女湯には西洋風の造り、男湯には幻想的な雰囲気が漂う合わせ湯になっています。
イベント
毎月第2・第4土曜日は「白濁の湯」の日とされています。
煮川源泉の湯は無色透明ですが、パイプに溜まった湯の花を清掃する日には極上の白濁湯を満喫できます。
大滝乃湯の温泉が一気に白濁湯に変わり様子は神秘的です。
午前中に訪れれば、真っ白に濁った湯が愉しめます。
施設情報
まとめ
人気温泉ランキングで常に上位の草津温泉。
草津の名湯を巡り、泉質や効能の違いや温泉文化を感じるのは旅行の醍醐味のひとつです。
数多くの入浴施設がある草津温泉で宿泊施設以外の王道の日帰り入浴施設を3つご紹介しました。
ぜひ日帰り温泉施設で至福の温泉三昧をしてみてはいかがでしょうか。